JUNKOs BLOG [HITORIGOTO]

ギターの話
 下田を出る時に、いつものように八百屋の福ちゃんがお見送りに来て、
今井ちゃんと改札を通るまで手を振って見送ってくれる。
福ちゃんの今回のお土産は、ミカンと喉にいいですよって金柑だった。
伊豆急電車に乗りこんで早速ミカンを頂いた。甘ーい^^

 大森の夜は、大森のホテルが高く隣の蒲田に取っていたので一度チェックインをして、
私は久し振りの、ホント1年以上振りですねー、ギターを抱えて高田馬場に向かった。

 今年になって低音のビリつきが気になる。
京都でも北川さんに、ギター見てもらった方がいいよって言われて、
岐阜の時も、マスターに「リハの時ヘッドホンで聴いてたらビリつきが気になったけど、
本番はそうでもなくてよかった」って言われた。

 ギター工房の<今井氏>に電話をした。
「格好良くビルように弾け。
ビルのが嫌だったらビラないように弾け。
両手のコントロールが大事なんだ。
それでも駄目だったら弦高を上げるしかないな」
と言われた。

 工房でギターを診てもらうと
長く続いた異常な乾燥の為、表板が沈んで2ミリ近くあった弦高が1.5ミリになっていて、
「グラミーショーとったトミー・エマニエルも1.5ミリだよ」と今井さんが笑った。

 「だけど弦のビリつきは悪い事じゃないよってお前には前にも話しただろ?」
と、言いながら「ビリつきが気になるなら仕方ない」と、
ついに、弦高を上げる事に決まった。

 「6弦を2.0ミリ、1弦1.3ミリに。
バランス的には1.5ミリ位の方がいいけど、お前の弾き方なら1.3ミリでいいだろう。
その方が見た目の弦高の高さも安定感がある」と言う。

 サドルを作り直すのも有りだけど、これ以上の象牙はないそうで、
また湿度が上がって弦高が上がる事も考えられるから、
サドルの下にハカランダ材を接着した。
サドルのラウンドも少し大きくして中音域の弦高のバランスを今までより少し高く調整した。

 この人はやっぱり凄いなって思いながら、今井さんの作業してる仕草をみていた。

 修理が終わってギターを手渡された。
音が変わっている。当然だね?
でもね、今までのように出てない(><)

 今井さんは「バカあわてんな!」と笑い、食事でもとろうと外に出た。
工房に戻り、今井さんがギターをしばらく弾いてそしてまた手渡された。
音が戻ってるね、それも前より良い、凄くいい^^



 慌てちゃダメなんだ!
僅か0.5ミリ弦高が上がっただけでギターにとっては大変な事で、
今までの状態から新しい状態に変わる。
変わる前には一度バランスが崩れて、そして新しいバランスに変わっていく。

 弦も張りたてはダメで、弦の張力がギター全体に行き渡り安定するまで時間を要する。
それから弦の緊張をギター全体に行き渡らせるように繊細なタッチで、
決して強く弾かないように。
ギターが鳴らない時も慌てずにな!

コーヒーも煎りたては不味くはないけど味がボケてる、
1日寝かせると輪郭がハッキリして美味しいコーヒーになる。
そんな感じに似てる。


 ん~、わかるぅ。
私も今井さんに慣れるのに時間、要したからなぁ~(爆)

 「お前はギターを原口純子色に染めるタイプじゃなく、
ギターの持ってるものを最高に引き出すタイプなんだ。
でも、
初めて修理してからここまで良く仕上げたなぁ。お前は天才だな」
と、恐い今井さんに言われた。

 いれてもらったコーヒーは、ほろ苦い初恋の味がした(笑)


 なんて、冗談は・・・、
でねでね、本当に変わったんだって!ギターの音^^
嘘と思うなら、
一度ライブに来てみてくださいなー(笑)


【今井雅春氏 リペア日記①ギターの修理を始める前に】

http://sns.j-guitar.com/u/apple_gt/gpLbJeY8BtV3KD0zEHG6

今井さんにギターのを見てもらいたい方、
メンテをお願いしたい方、
原口純子のブログを見てとか、紹介で、と一言付け加えると、
特典が付いたり、私のポイントが上がったり・・・(笑)するかもですぅー???